その姿勢は危険かも?!ドラム演奏時の座り方と注意点まとめ
ドラムで一番大事な基礎は座り方と姿勢だーーーー!!!
いや、ほらドラムの基礎って言うとスティックの持ち方とか叩き方が先にイメージするじゃないですか。でも実はそうじゃないんだよ!大事なのは下半身だよ!
ドラムは座った状態で足や手を使って演奏する楽器。
しかも、あちこちに散ってる太鼓類やシンバルを叩くので、体全体を満遍なく使います。
そしてその演奏は、下半身の安定があって初めて成り立つものです。
ほら、アスリートやボクサーとかって、めっちゃ走りこむじゃないですか。あれって下半身がめちゃくちゃ大事だから!
んでもってやたら「姿勢(軸)が大事」って話題出てくるじゃないですか。軸が安定していないと良いパフォーマンスが発揮できないから!
一時期4スタンス理論が話題になったけど、体を使う全てのものに重要なポイントです。
で、これらはドラムにも全く同じことが言えます。
座り方や姿勢が結構ずれてたりすると、どんだけ練習しても身にならないので"かなり"重要です。
というわけで今回は、ドラムを演奏する上での座り方と姿勢についてお話しまーす!
ドラムのイス(スローン)の高さ
まず最初にイスの高さを決めるよー!。
オススメの基準は、ひざのお皿の上が座る位置の高さになるよう調整する、です。
その状態で座ると、太ももが床と平行になります。
オススメの理由では、下半身が安定するから!
少し解説しますねー。
イスの高さは「低いセッティング」「高いセッティング」の2種類があります。
オススメしたのは前者の「低いセッティング」です。
それぞれのメリット、デメリットはこんな感じ。
低いセッティング
メリット
- 足に体重が乗るため、下半身が安定する(同時に上半身も安定する)
- バスドラムを鳴らすとき、足を上げておろすだけで体重が乗るので、パワーのある音が出やすい
デメリット
- タムやスネアなどのセッティングが高く感じる可能性がある(セッティングによりますが、太鼓類が高くてやりづらい可能性あります)
- ツインペダル使った高速ドコドコがやりにくい
高いセッティング
メリット
- スネアやタムなどのセッティングが低くも高くもできるので、自由度が増す
- 体重が腰に乗るため、足の自由度が増してコントロールがしやすい
デメリット
- 下半身が浮き勝ちになるので、不安定になりやすい(同時に上半も不安定になりやすい)
- バスドラムを鳴らすとき、体重が乗せづらいのでパワーが出にくい
ドラムは一定のリズムを崩さずキープすることが仕事なので、安定しないってのは論外なんです、はい。
なので、慣れない内やツインペダル高速ドコドコやりたい、とかじゃなければ低めをオススメします!
慣れてきたら少し上げる、など調整してみてください。ぼくもオススメのセッティングより若干高いくらいにしてます。
ドラムのイス(スローン)の座る深さ
座る深さは結構単純!
座っている状態で、両足を上げっぱなしにしてもフラフラしない場所を探します。
その状態を維持できる一番浅い位置がオススメの深さです。
というのも、ドラムは両足とも浮かせて演奏するので、そもそも足上がった状態でフラフラしたらアカンやん!って話。
大体の人は座ったときにあたるお尻の骨がイスの真ん中か、それより少し前に出るくらいになるはず。
あんまり深く座ると、足下ろしたときに太ももがイスに当たって邪魔!ってなります。
ドラムのイス(スローン)とバスドラムの幅
これは難問!人によってほんと全然違いますね。
基準は座ってペダルを踏んだ状態で、膝の角度が90度になる位置がオススメ。
ぼくはそれより結構遠いです。スネアやタムを叩き時に狭く感じちゃって、伸び伸び叩けない…!
なので、膝の角度90度を基準に、少し狭いなと思ったら位置を離してください。
注意点は、近づけないこと!90度よりきつい角度になると踏む力をしっかりペダルに伝え切れなくなります。
※細かく言うと、足首の角度も含めてですが、ひざの角度でほとんど調整できます。
ドラムのイス(スローン)に座ったときの姿勢
これ注意!!
タイトルにも書いたんだけど、結構危険な姿勢でやってる人が多いっぽいんで。
よく背筋を伸ばしたほうが良いって話を聞くんですが、ぼくは反対でーーーーす!!
ベストは猫背。
力を抜いて軽く猫背になったくらいが理想の姿勢です。
何でかって言うと、背筋伸ばしてる=自然と力んでる状態なんですよね。
力みは演奏に悪影響を及ぼしちゃうし、姿勢が悪いって気付きにくいからそれに合わせて腕や足の演奏にまで支障がでちゃいます。
あと、背筋が伸びすぎてると、叩いたり踏んだりした時の衝撃が腰にダイレクトアタックしてくるので、腰を痛める原因にもなります。
ということで、可能な限り脱力した状態で猫背、がいいです。ムリに丸くなる必要はないけど!
猫背と演奏の関係については、こちらのサイトに詳しく載ってました。
まとめ
オススメの座り方をまとめるぞ!
- イスの高さは、ひざのお皿の上が座る位置の高さになるよう調整する
- イスの座る位置は、両足を上げっぱなしにしてもフラフラしない範囲で浅く腰掛ける
- イスとバズドラムの幅は、膝の角度が90度になる位置にする
- ベストの姿勢は自然な猫背。真っ直ぐにしすぎない!
少しでも参考になれば幸いです!
今日はここまでっ