ボーカルが歌いやすいドラムとは?意識すべきたった1つのポイント
楽器隊の生演奏が魅力のライブ。
それでもやっぱり、お客さんが一番目と耳を向けるのはボーカルです。
ということは、ボーカルが一番実力を発揮できる演奏するのは、良いライブをするにあたっての必須事項です。
ドラムはバンド内の指揮者なので、実は一番意識しなきゃいけないところかもしれません。
さて、じゃーどうすればボーカルの歌いやすいドラムが叩けるのか。
ぼくが最低限抑えるべきだ!と考えてるポイントが一つだけあります。
それについてお話していきますね!
とにもかくにもボーカルが命!
ぼく自身、音楽を聴き始めたころはボーカルなんて全然耳に入ってませんでした。ドラムが一番好きで、次にベース。次点でギター、最後にボーカルがほんのり入ってくるくらい。聴こえたとしても歌詞は全然わからなくて、楽器の一つみたいに聴いてたんですね。
けど7年以上バンドをやってると、イヤでも気付かされます。
そう、バンドは、そしてライブはボーカルが命なんです。ボーカルがあってなんぼなんです。
もちろんインストバンドなんかは除きますが、やっぱり一番注目されるのはボーカル。目立つのもボーカル。これは揺るぎません。
楽器隊がいらないとか、全然重要じゃないかといえば、当然そんなことはありませんよ!ただ、楽器隊の誰かがぶち抜けてうまいとか有名とかじゃないければ、聴いてるお客さんとかはみんなボーカルを一番意識して聴いてるんですよね。
楽器を先に好きになった身としては悔しくもあり、でも理解できれば当然だなと納得もする内容です。
ということで、ドラマーとしてもボーカルを活かさなければ話になりません。
過去にも、いいライブをするのに必要なこととして、しっかり音や声を聴くとか、動きをみる、というお話をしました。それとは別の視点で、ボーカルを立たせる上で非常に重要なことがあります。
歌詞を覚えて自分で歌えること
その必要なこととは、楽曲のオリジナル、コピー問わず、歌詞を覚えて、自分自身で歌えるようにすることです。
オクターブは同じじゃなくてもいいので、同じ音程、リズム、歌詞で歌えること。
これが、ボーカルを引き立てるコツです。一気にドラミングが変わってきます。
歌詞や音程、リズムを覚える、しかも自分で歌えるということは、曲をしっかり理解する、ということです。
曲を理解することで、ドラマーはそれに適したリズムやビート、リフや強弱などがつけられるようになります。
さらに、演奏中にボーカルの歌がはっきりと耳に入ってくるようになります。これが一番影響が大きくて、ボーカルをしっかり聴きながら演奏するドラムは一味違った音やリズムになってきます。グルーヴが生まれるんですね。
というか、単純に考えて、自分が叩いたドラムで自分が歌いにくかったら、間違いなくボーカルも歌いにくいです。(ドラムでもオクターブを下げれば声が届かないってことはないし、リズム感は一番強いはずなので)
歌ってみることで、もっとボーカルを引き立てるドラムが思いつくし、逆にボーカルを修正させることもできる。ボーカルも聴いてもらいながら叩いてるドラムのほうがスっと耳に入ってくるし、なによりノリやすいです。そしてこのノリがライブでは非常に重要ですね!
理想は全パートを理解すること
もちろんドラマーとしての理想は、全パートの音やリズムを覚えて、それを同時に聴けることです。
ただ、これはかなり耳を鍛えないと難しい。ギターやベースはすぐ弾けるものでもないので、イメージを自分の中に落とし込むのも大変です。(これをできるようにするために最近ギター練習してます…ムズい…)
でも、ボーカルなら覚えられるはず。めちゃくちゃ難しいラップとかシャウトとかじゃなければ、むしろ覚えておいて当然、くらいに今は思ってます。
最後に
ぼくも最初はボーカルを聴く意識なんて全くしてなかったけど、よく考えたら至極当たり前のことなんですよね。
いきなり全部は覚えられなくても、リズムをバシっと合わせたいところやサビくらいは最低覚えましょう。
今日はここまでっ