バンドの各パート(楽器)の役割をサラダに例えてみた
よく音楽聴く人とか、バンド組んでる人は「やっぱドラムがないとはじまらないよな!」「ベースがいい味だしてるなぁ」なんて言ったりします。
でも普段そんな詳しくない人からすれば一番目に入るのは当然ボーカル。
いやそもそもどっちがギターでどっちがベース?!って人も結構いたりする。
もったいねーーーー!!!
各パート(楽器)の良さを知ると、音楽はもっと素敵な物になります。でもなかなか分かりやすい説明が…
あった。
ドラム→サラダの器
ベース→サラダの野菜
ギター→ドレッシング
ボーカル→サラダにたかる蝿
ボーカルがハエ……は言いすぎ(笑)
だけどなかなか良い例え。ということで、現役バンドマンのぼくがバンドの各パートの役割を分かりやすくご説明しちゃうよ!
- バンドをサラダで例えてみた
- ドラムは器!こいつがいなきゃ始まらない。
- ベースは葉物!目立たないけど一番食べてます。
- ギターはドレッシング!味付けはこいつにかかってる!
- ボーカルはメイン食材!一番目立つ花形パート!
- シンセはサブ食材!サラダに彩を加える重要な役割
- 最後に
バンドをサラダで例えてみた
今回例えになってくれるのは「こんがりベーコンのシーザーサラダ」です。
もっとちゃんと盛り付けしろとかいう苦情は受け付けません!精一杯やりました!汗
大まかにパートを例えると次のようになります。
ボーカル:メイン食材(ここではベーコンですね)
ギター :ドレッシング
ベース :葉物
ドラム :お皿、器
シンセ等:サブ食材(ここではトマト、ゆで卵ですね)
では細かく見ていきましょう。
ドラムは器!こいつがいなきゃ始まらない。
ドラムはサラダで言うと食材ですらありません。お皿、器です。複数の楽器を同時に、またはバラバラに叩いてリズムを作る楽器です。
料理を盛り付けるにはお皿とか器、必須ですよね。ドラムも同じでバンドでは必須のパートです。
お皿が汚れてると料理が美味しくなさそうに見える
■サラダ視点
お皿があって初めてその中に食材が入ります。そしてそのお皿が汚れていれば、当然料理自体が美味しくなさそうに見えますよね。でも綺麗だからっておいしそうに見えるわけではないです。綺麗なのが当然だから!
■バンド視点
ドラムが下手だと、他のパートも下手に聴こえます。もしくは下手にさせちゃいます。ドラムが上手だと、全く違和感無く曲が聴けます。ゆえにボーカルやギターが栄えるのです。俺のおかげで君は歌えてるんだぜーっ!ドヤァ
お皿の形・大きさで盛り付けられるが決まる
■サラダ視点
サラダなら丸いお皿、焼き魚なら横長のお皿、カレーなら丸い深皿に…等々、お皿によって盛り付けられる料理が変わります。
■バンド視点
ドラムが叩けるフレーズ次第では色々な曲が作れるし、遊べます。逆に少ないと、どの曲も同じように聞こえちゃうし、曲の構成的にボリュームが出せません。
お皿のデザインで盛り付けられた食材が生き生きする
■サラダ視点
ガラスのボウルや木のボウルだとちょっと洋風でおしゃれなサラダに見えます。同じ中身でも盛り付けるお皿で雰囲気がガラッと変わりますね。
■バンド視点
ポップならポップ、ロックならロックな叩き方などなど、聴かせたい音、声にあわせてドラムを変えることで曲の雰囲気がものすごくよくなります。
例えてみるとこんな感じです。どうでしょう。ちょっとはイメージ湧くかな??
ベースは葉物!目立たないけど一番食べてます。
ドラムと同じくバンドを支えてるパート。超絶に地味。
あとやってる人は必ず変態です。付き合うときは気をつけましょう!
弦は基本的に4本。低い音をボーンと出します。たまに指で弾いてベンベンします。
葉物は一番意識せずに一番食べてる。
■サラダ視点
サラダって葉物多いじゃないですか。レタス、キャベツ、ルッコラ、ベビーリーフ……。一番食べてる。でも食べるときにそれが何なのかって意識してないですよね。でも無いとサラダじゃない感がでちゃう。
■バンド視点
ベース。目立ちません。ビックリするくらい。音を聴き取れないって人も多いです。そこまで意識しない。でも実は体にとっても響いていて、無くなるとバンドサウンドっぽくなくなります。とっても違和感でます!!
濃すぎる味を食べやすくしてくれる調和役
■サラダ視点
単体で食べても味はそんなしないです。けど、ドレッシング掛けたり、メインの食材と一緒に食べると食べやすくなる。味が濃くても良い感じに調和してくれる。お肉を巻いて食べたりもするしね!
■バンド視点
ベース単体での音色ってギターとかと比べるとすごい少ないです。でも他の楽器隊と合わせることで良さが出てくる。音全体を調和する役割を持ってます。
葉物は調理が簡単!
■サラダ視点
サラダで出すとき、やることがそんなにないです。食べやすい大きさに切るくらい。あとは盛り付けて終わり!
■バンド視点
弦が4本で、押さえるのも基本一箇所。大体の曲はそこまで動くフレーズではないので、極めるなら別として、曲を演奏するという視点ではバンドの中で一番簡単な楽器です。
目立たない、簡単、変態となんかネガティブな要素ばっかでましたが、とっても大事なパート。ほんとに。
ギターはドレッシング!味付けはこいつにかかってる!
ギター。バンド、楽器といえばまずこいつが出てくるんじゃないでしょうか。でもサラダに例えると、以外にもドレッシングだったりします。
弦は基本6本。バンドだとエレキギターが多く、弾き語りだとアコースティックギターを良く見ますね。
エレキギターの音色は数えられないくらいあります。キュイーン、ジャーン、ピロピロ~などなど
ドレッシングはサラダの味を決める決定打!
■サラダ視点
食材が何であれ、ゴマドレッシングかけたらゴマの味になるし、シーザードレッシングかけたらシーザーになる。そのサラダの味を決定付けるのがドレッシング。かけすぎるとしょっぱくて食べるのしんどい。
■バンド視点
ギターの音色で曲の雰囲気が決まります。ギターが鳴ってないと曲って感じにならないです。味気ない。でも主張が強すぎるとうるさい。すっごくうるさい!
ドレッシングは味が豊富!
■サラダ視点
ゴマ、シーザー、和風、中華、イタリアン…数え切れないくらいの種類があって、ドレッシングを変えるだけで色々な味のサラダが食べれますね!
■バンド視点
クリーン、ゆがみ系、モジュレーション系、空間系…こちらも数え切れないくらいの種類があります。自分だけの音を作れるのが魅力的!
控えめな味もあれば、目立つ味もある
■サラダ視点
素材の味を限りなく生かすときは控えめにかけるし、ものすごーく美味しいドレッシングであればガッツリかけて存在感を増すこともできます。
■バンド視点
一歩後ろに下がって弾くサイドギターもいれば、ガッツリ前に出てテクニックを披露するリードギターがいるなど、プレイスタイルによって存在感を変えることができます。
ギター=がっつり前に出てるイメージが強いけど、支えてる側のギターがすごく大事だったりします!
ボーカルはメイン食材!一番目立つ花形パート!
さすがにハエは準備できそうに無いので、メイン食材として例えました(笑)
声やパフォーマンスなど、自分自身を楽器として扱うパートです。
今回の例えではベーコンですね!
メイン食材がサラダの顔となる
■サラダ視点
ベーコンがメインなら「カリカリベーコンと○○のサラダ」になるし、ツナがメインなら「和風シーチキンサラダ」になる。そのサラダの顔になる食材です。
■バンド視点
バンド名を聞いたらまず最初に浮かぶのがボーカルの顔。とにかく一番前に出てくる花形のパートです。ゆえに歌唱力だけでなく、ルックスや個性的なキャラ、トークスキルなど一番目に見える部分を鍛えなきゃいけないパートです。
メイン食材の味次第でそのサラダの運命が決まる
■サラダ視点
メイン食材がおいしければ、その他がそれなりだったとしても、「おいしかった!」となるし、「もっと食べたい!」となる。逆に美味しくなければサラダ自体に手をつけてもらえなくなる。
■バンド視点
ボーカルが下手だともう他の楽器隊のうまさは関係なくなってくる。「下手なバンド」のレッテルを貼られちゃう。一番耳に入るので必然ですね!
素材の味が大きな要素を占める
■サラダ視点
素材の味が良ければ良いほど、手を加える必要が減る。または他の食材とあわせて食べたときの味の質が格段に高まる。
■バンド視点
持って生まれた声色やキャラクターの個性が強いほど、その人単体で目立てる。それを磨いていくことで更に魅力が高まっていく。
シンセはサブ食材!サラダに彩を加える重要な役割
ピアノやシンセ、ストリングスといったボーカルより上物な音やパートをサブ食材としました。
※シンセ=電子的に作られた色々な音。効果音とかもここに当てはめてます。
今回の例えではトマト、卵ですね。
サブ食材を加えることで様々な味が楽しめる!
■サラダ視点
メイン食材以外に味がはっきりしているものが加わることで、ひとつのサラダで様々な味が楽しめます。メイン食材にもなりうる部分でもあったりします。
■バンド視点
ピアノやシンセ、ストリングスが入っていると曲自体に様々な色が出てとても深みのある曲になります。これらがメインに使われるのがBGMとかになりますね。
最後に
いかがでしたでしょうか。少しはイメージできましたか?
イメージできた後に曲を聴くと、もっとかっこよく聴こえるかも!
バンド始めたい人は、自分がどのパートがやりたいか、の参考になればと思います。
今日はここまでっ