これだけやれば必ず成長できる。誰でも成長できるたった一つの方法。
最近、意識高い系という言葉が流行ってますね。意識を高く持つこと、ぼくは素晴らしいと思います。
自己啓発本なんかもずーっと出版され続けてきてます。それだけ多くの人が自ら成長したい、変わりたいと考えてるんですね。
いわゆる成長欲求とやつ、これは大小の違いはあれど誰しもが持っているものです。
- 自己啓発本?なにそれおいしいの?
- シナリオ1 A君、新社会人になる
- シナリオ2 B子ちゃん、憧れの先輩と初デート。
- ポイントはドキドキ
- シナリオ1解説
- シナリオ2解説
- 「リスクを取る」の本当の意味
- 最後に
自己啓発本?なにそれおいしいの?
ぼくも常に成長したい、新しいことやりたい、変わりたい!って考えてるタイプです。
なのでまだ数冊だけども自己啓発本を読んだし、ネットも駆使して色々な方法や考え方を読みました。
でも、なんかこう、どれもしっくりこない。
成長したいマンだけど精神論・根性論が嫌いなので、
「失敗を恐れず前向きに!」
「素直・謙虚になれ!」
「視野を広く持て!」
とか聞いても、うん、まぁその通りだし分かってるけど…ってなる。
そもそもこういうのって、言ってることは正しいんだけど、その本質を捉えるのがすごく難しい。だからどれも他人事に聞こえちゃうんですよね。
で、ぼく、気付きました。
もっと簡単に、もっと分かりやすく人が成長する方法を。
それは、ドキドキすることをする、です。
や、ちょ、まって帰らないで。
「何だよ成長できる方法っていうからもっと具体的なこと書いてると思ったのにそれはねーよ!」
って思いましたよねそうですよねごめんなさい!
でも、ぼくはこれが成長するために「一番最初に意識すること」だと考えてます。
それはどういう意味か。
少しでも身近に感じてもらうために、2つシナリオを考えてみました。
シナリオ1 A君、新社会人になる
2016年7月1日。温暖化の影響もあってか、今年も一段と暑い。だいぶ慣れてきたスーツだけど、しばらくジャケットは着れないな。
大学を卒業しサラリーマンになってから早くも三ヶ月が立った。入社先は大手IT企業のA社。大手といっても今の時代はただ座ってるだけでは成長も出来ないし、いつまで働けるか分からない。がんばらなきゃ。
入社後1ヶ月の新人研修を得て現場に配属。仕事はカスタマーエンジニア。調子の悪いパソコンやプリンタを、お客様先にお伺いして修理する仕事だ。
今は先輩にくっついて仕事を見ながら勉強中。最近はたまに修理を任せてもらえることもあって楽しくなってきた。
この会社に出会ったのは2015年の夏。もう一年前になる。同じ大学の先輩が入社していて、話を聞いてるうちに仕事内容や会社の企業理念などに興味を持ち応募することにした。
とはいえ、元々文系の学部に所属していた俺。理系の会社に入れるかとても不安だった。履歴書にもなんて書いたら良いか分からない。ネットで調べながら、先生に聞きながら何とか完成。
面接の練習もたくさんした。元々人見知りだから恥ずかしさが勝って全然上手くできなかった。良くなるまでずっと付き合ってくれた先生には感謝してもしきれない。
いざ面接当日。名前を呼ばれるまでイスに座って待機だ。ものすごく緊張してる。心臓がドキドキしてるのがイヤでも分かる。大丈夫、たくさん練習してきた。負けるな、俺。
面接は無事終わった。会社を出て駅に着くまでずっとドキドキしっぱなしだった。でも手ごたえはあり!
練習の甲斐もあってか、ありがたいことに内定を頂いた。本当に嬉しかった。
そのときの経験が生きたのか、入社してから先輩や上司ともしっかり話せてる。あの人見知りだった俺が、だ。頑張ってよかった。
今日は初めて一人でお客様先にお伺いする。自分で修理をすることがあっても、今までは必ず先輩がいた。でも今日はいない。
マニュアルを持った。事前のイメージトレーニングもしっかりやった。それでもドキドキしっぱなしだ。
でも大丈夫。今回もしっかり練習してきた。負けるな、俺。
シナリオ2 B子ちゃん、憧れの先輩と初デート。
とうとうこの日がやってきた。天気は晴れ。降水確率は0%。絶好のデート日和!普段は二度寝万歳な私も今日は早起きした。
憧れの先輩と初デートの日。昨日はなかなか寝付けなかった。まだまだ乙女なんだなぁ、私って。
大学3年になって取った学部で会って一目惚れした先輩。普段はそんなに自分から男の人に話しかけないけど、本当に好きになっちゃった。だから頑張って話しかけた。
最初は簡単な挨拶から徐々に会話を増やしていって、先輩の好きなものや、普段してること、好きな子のタイプ、たくさん聞いた。
もちろん、最初に声をかけたときからずーーーっとドキドキしてる。LINEが返ってこないと変なこと言ってないかな、とか。こんなにグイグイ行って嫌われてないかな、とか。恋する乙女は日々不安との戦いなのだ!
でもそれ以上にもっと先輩と仲良くなりたい。卒業しちゃう前に頑張って距離縮めたい。デートしたい!
そんな想いがやっと叶う。先輩が好きだって言ってたワンピースも買った。普段着ないから恥ずかしいけど、今日は我慢!
メイクもばっちし。まだ家なのにドキドキしてる。でも本当に楽しみ。じゃ、行ってきます!
ポイントはドキドキ
まず始めに、ここまで素人の駄文を読んでくださってありがとうございます!拙い文章ではありましたが少しはイメージつかめましたでしょうか?
「これのどこに成長する方法書いてあるんじゃー!!」
という声があちこちから聞こえてくるのでシナリオ毎に解説します。
ポイントはもちろん「ドキドキ」です。
自己啓発本なんかに書いてある言葉で言えば、「緊張感」です。
なぜあえて「ドキドキ」に変えたかといいますと、なんかこう、こっちのほうが表現が軟らかいからです!笑
「成功する人はいつも緊張感を持てるように自分を追い込んでる!」と言われるよりも、
「成功する人はいつもドキドキできる環境を選んでる!」のほうが、しんどくなさそうじゃないですか!
シナリオ1解説
シナリオ1の彼がドキドキしたのは2箇所。面接前と、初めての一人仕事の前です。
まだ学生だよ、って人はバイトに置き換えてもいいです。
最初の面接って緊張しません?うまく話せるかな、志望動機これで大丈夫かな、どんな質問くるかな。そんな不安が緊張となってドキドキしながら面接に望むことになります。
そして初めての現場での仕事。先輩の言うとおりにできるか、失敗しないか、お客さんに迷惑かけないかな。
これも不安が緊張となってドキドキに繋がります。
それらを繰り返していくことで、徐々に出来ないことが出来るようになっていく。これ、まさに成長ですよね。
でも慣れると失敗する可能性がなくなっていく。それと同時にドキドキしなくなってきますよね。
そしたらまたやったことない、出来ない仕事をやっていく…その繰り返しで成長していきます。
シナリオ2解説
シナリオ2の彼女がドキドキしてるのは…終始、かな?笑
でも、ほんと恋する女の子ってすごいよね。好きな人の為に色々聞いて、調べて、少しでも自分のことを好きになってもらうための努力をめっちゃする。
相手のほんの些細な反応に不安になって、でもまたそれが楽しくて……って感じであってますか全国の女子!笑
好きな人には「好きになってほしい!」「可愛く見られたい!」「嫌われたくない!」「迷惑に思われたらどうしよう!」という相手に対しての願望があって、そう思われるかどうかの不安がドキドキに繋がってるんです。
好きじゃない人にはどう思われてもいいんで、そういう不安がなくてドキドキしない(笑)
だからそれまでメイクに興味ながい、おしゃれに興味が無い人でも好きな人の為に頑張って出来るようになっていく。これも紛れも無い成長です。
そして付き合って、ずっと一緒にいると徐々に慣れてきて「可愛く見られたい!」みたいなのが無くなっていく。同時に不安もなくなってきて、ドキドキしなくなる。おしゃれしなくなる。彼が「えっ」ってなる。。。
ようは、仕事じゃなくても考え方は同じということが言いたかったのです!
「リスクを取る」の本当の意味
やったことないこと、出来ないことをやろうとした時に人は不安になって、それが緊張=ドキドキに繋がります。
ということは、ドキドキしている=やったことない、出来ないことにチャレンジしてることになります。
これって、まさに成長する時に必要なことをやってるんですよね。
ここまでオッケーですか?
更には、出来ないことをやってる=失敗するかもしれないってことです。
失敗するかもしれない=ダメージを受けるって事です。恥ずかしかったり、悔しかったり、それにチャレンジするために使ったお金や時間が無くなります。
賢明な読者ならもうお気づきかと思いますが、これ、いわゆる「リスクを取る」ってことなんですよね。
成長、成功したいならリスク(失敗)恐れずチャレンジしろ。
どの自己啓発本にも、ネットにも書いてあります。
これだけ見るとすごーーーく怖いというか、なんか大きなリスクを背負わなきゃいけない感じがしますが、全然そんなことないんです。
これやるのはちょっと緊張するな…ってのをちょっぴり勇気を出してやってみればいいんです。
それだけで、昨日の自分より成長するんです。簡単でしょ?
最後に
ぼくが冒頭で「ドキドキすることをする=一番最初に意識すること」って言った意味が伝わりましたでしょうか。
これ失敗したらどうしよう…不安に押しつぶされそう…みたいな事に最初から取り組む必要はないんです。
まず初めに「ドキドキすること」をやってみるでいいんです。
仕事なら今まで先輩がお客さんと話していたことを自分で話してみる。
恋愛なら勇気をもって声をかけてみる。
そんなレベルです。そうやってドキドキに慣れてくれば、もっとドキドキすることをやるのに抵抗が無くなる。
成長するのに近道は無いんです。地道に頑張りましょう!
今日はここまでっ