ブログ初心者が「武器としての書く技術」を読んで思ったこと7個をまとめてみた



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ブログを始めた人がまず読むように薦められる本が、皆さんご存知イケダハヤト氏の「武器としての書く技術」です。
 
ぼくも読みましたが、非常に勉強になる本でした。一度は読んでみることをお勧めしたい本です。
 
詳細な内容については今までもたくさんの方が書いていますので、ぼくはブログ初心者として、この本の魅力や思ったことをまとめてみました。

武器としての書く技術ってどんな本?

まとめの前に、そもそもこの本の内容ってどんな感じよ?という疑問にお答えすると、本書は「多くの人に読んでもらえる文章の書き方」にフォーカスした内容となっています。
 
Webで文章を読む時代となった今、読者は数多くの記事から「面白そうだな」「有益そうだな」というのを瞬時に判断して選びます。
 
そもそも見てもらえなければ内容がいくらよくても意味がない。いかにして目につくか、読み始めてから最後まで読んでもらえるか。そういう技術を教えてくれる本ですね。

武器として書く技術を読んで思ったことまとめ

1. 最初から実践的な内容が書いてある

数あるノウハウ本や自己啓発本は、前半部分に「メンタルセット」を組み込むことが多いです
 
「○○するにはこういう気持ちで臨んだほうがいい!」「こういう考えを持った方がいい!」っいうやつですね。
 
でもだいたいの読者って、「じゃ、実際どうしたらいいの?」ってことを求めてるじゃないですか。
 
イケダハヤトさんは、その辺りを汲み取って、第一章からすぐに実践的な内容が入ってます。読者としては非常にありがたいですね。

2. ボリュームが非常に多い

最初から実践的な内容を書いてあるおかげで、最初から最後までどれもが役に立つ、もしくは参考になる内容になってます。
 
なので、ものすごーくボリュームが多く感じます。一回読んだだけじゃ覚えきれない。読み終わった後も辞書的に使うことをお勧めします。

3. 良い文章と悪い文章の例題が書いてある

「○○したほうがいい」というのを見ても、実際にどう使われるのか分からないとイメージが湧きづらいですよね。
 
本書はその辺りも加味していて、説明したポイントを踏まえると一体どのように文章が改善されるか、というのも書かれています。
 
例えば「迷ったら文章を切ってみよう」の例題だとこんな感じ。
 
わたしは楽器が好きで10年間以上打楽器を叩いてきたのですが、英語も好きでして、こちらも10年以上続けています。
⇒わたしは楽器が好きです。10年間以上打楽器を叩いていました。英語も好きです。こちらも10年以上続けています。
 
こういうのをたくさん読んでいると、無意識の内に自分の文章の書き方も改善されていったりします。(もちろん実践しなければ身に付きませんが)

4. 文章の書き方以外についても書いてある

先ほど前半部分に「メンタルセット」が無いと書きましたが、所々には混ざってます。これがいい具合に混ざっていて、それまでの文章を読んだ後に続けて読むと「なるほど!そういう考え方でやればいいのか!」ってのがスッと頭に入ってきます。
 
精神論はもちろん大事なんだけど、その本質を捉えるには自分が実際どういう考え方で動くかをイメージするとこまで行かなきゃ難しいんですよね。
 
この本は具体的な行動や記事の書き方などの合間に「メンタルセット」が入ってるので、非常に分かりやすいです。

5. 現実を書いている

イケダハヤトさんという超大物(月収数百万をたたき出すとか変だよ!笑)が書いてる本なので、「これを読めば俺もブログで金持ちひゃっほー!」って人も少なからずいると思うんですが、そんな夢はきれいさっぱりぶち壊してくれます(笑)
 
ブログだけで毎月数十万の定期収入を稼ぐ「 プロブロガー」は、国内でも数十人程度だと見られます。数的にいえば、プロスポーツ選手より難易度が高いといえるかもしれません。
 
やっぱネットを主戦場としている人の意見って、おいしい話ほど怪しく感じるものです。ちゃんと現実を見せてくれる人の意見は信用できますね。

6. ぼくが一番参考になった内容

ぼくが「こ、これはその通りだっっっ!」と一番感じた内容は「ウェブ時代の文章はストリートライブ」でした。
 
というのも、過去にこんな実験が為されてました。

「美とは」の実験 5億円の楽器で世界有数の演奏者が...路上で弾いてみた:DDN JAPAN

youtu.be

5億円相当のヴァイオリンで、世界でトップクラスの演奏者が路上で弾いたらどれだけの人が足を止めてくれるかという実験です。
結果はなんと…
 

彼の演奏中1,097の人々が通過。そのなかでわずか7人が足を止め、27人がお金を入れた。合計32ドル。

 
もちろんヴァイオリンという楽器がそもそも一般人には馴染みが無い、単体で聞くことも無い、奥深さなんて分からないということもありますが、本質はどんなものでも一緒です。
 
楽器しかり、バンドしかり、文章しかり。クオリティが高い=人に求められる、ではないんですね。見てもらう為の努力が必ず必要です。
 
こちらの動画でも、武井壮さんが仰っています。「価値とは、人が求める数」 であると。

7. ぼくが一番違和感を感じた内容

これは本書に限らず色々な記事でも書かれてる内容なんですが、最近ずっとつっかかってる考え方があります。
 
「~だと思います」「~な気がします」という文章の終わり方は止めましょうという考え方。ようは断言をしようね、ということ。
 
確かに多すぎると結局何が言いたいのか分からないです。
 
が、これって意識し過ぎもよくないんじゃないかなぁ。
 
断言に対して言及→その言及の断言に対して更に言及→……みたいに、文章を書く人達同士でより悪化させちゃう気がしてます。
 
ほんとはそこまで思ってなかったのに、断言したことで自分の意志とは違う方向に捉えられた……なーんてことがある気がして、個人的には「やり過ぎ注意」な項目だと思ってます。

最後に

全体的に読者目線で書いてあるので、読みにくいって人は少ないはず。是非一度目を通して見てください!
 
 
今日はここまでっ。