映画「若葉のころ」が切なすぎて泣きまくったのでレビューしてみる



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普段見る映画はアクションかSFばっかのぼく。知人の勧めで、生まれて初めての恋愛映画を観てきました。
 
本日5月28日から公開「若葉のころ」です。
 
実は恋愛映画って初めてで、よくみんな「あの映画泣けるよねー」とか言ってて、果たしてそんな泣けるものなのかと疑心暗鬼で行ってみましたが…
 
泣いたよ。
 
わんわん泣いたよ!!!
 
とうことで、初映画レビューでございます。

「若葉のころ」って?

ビージーズの名曲「若葉のころ」にのせて、母と娘、二世代にわたる"17歳の初恋"を鮮やかに描き出す台湾発の純愛ラブストーリー。
 
ということで、予告編はこちら。
 

「若葉のころ」のあらすじ

台北に住む17歳の女子高生バイは、離婚した母と祖母の3人暮らし。学園生活を明るく満喫していたが、最近、親友ウェンと男友達イエとの三角関係に心を痛めていた。そんなある日、母のワンが交通事故で意識不明の重体に。悲しみに暮れる中、バイは母のパソコンから、偶然、初恋の相手リンに宛てた未送信メールを発見。そこには、自分と同じ17歳だったころの思い出が切々と綴られていた。遠い日の母の青春に思いを馳せるバイは、彼女に代わって「会いたい」とリンにメールを送る…。
本作品は、「現代」と「過去」の二つのシーンが織り交ぜられており、それぞれ以下の視点で進んでいきます。
 
現代:主人公である女子高生バイと、結婚せず投げやりになりながら過ごすリン。
過去:学生だった頃のリンと、バイの母であるワン。
 
二つの世代の初恋と、それぞれに襲い掛かる苦難や悩み、そして世代を超え繋がる3人。深くて、切なくて、泣けるストーリーでした。
 

それぞれの世代の初恋を味わえる

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本作品では過去と現代、それぞれの初恋の気持ちを味わえる珍しい作品です。

過去の恋

過去の初恋のシーンでは、見てて気恥ずかしいシーンが結構ありました。
好きだからゆえにちょっかいを出して、先生に怒られる
・話さないけどずっと見てて良く目があって、逸らして、でもまたお互い見てて…
・好きな子が乗る自転車を無言で追いかけてみちゃう
見てて気恥ずかしいというか、ドギマギすることがとても多い(笑)
でも、昔の初恋ってこんな感じだったんだなー!というのがすごい伝わってきました。

現代の恋

一方、現代は今どき!という感じでした。
 
「男なんかどうせ体目当て!」という考え方があったり、三角関係の中、親友の好きな人だと分かっていながら迫ってみた結果、全員が傷ついたり。
 
現代に生きるぼくとしては「あるあるだー!」ってなりましたが、それゆえにその中にある苦難や辛さが分かってしまうというか、感情移入しやすいんです。
 

どの時代も恋は「切ない」と教えてくれる

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恋はいつの時代になっても切なく、苦しい出来事ばかりです。
 
本作品も、それぞれの時代である事件があったせいで、両想いだった二人が引き離されていきます。
 
その不条理な現実や、悲しみに暮れる少年少女たち。その描写が非常に丁寧で、そして心を揺さぶってきました。
 
それに追い討ちを掛けるように、ビージーズの「若葉のころ(First of May)」の歌詞が繋がっていて、終盤はわんわん泣きました。
 

記憶の中の君に、ぼくはもう一度、恋に落ちた。

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誰しもが、子供の頃の純粋や気持ちや夢を持っていたことでしょう。
 
そして大人になるにつれ、現実というものをイヤというほど知らされ、過去の自分を羨む気持ちがあったりするかもしれません。
 
そんな時、学生時代の初恋の相手が「その時の姿そのまま」で現れたらどう感じるでしょうか。
 
その答えが、本作品のキャッチコピーに詰められているように感じました。
 
 
最近ドキドキしてないな、もっと感情を揺さぶられたいな。
そんな方は是非、劇場でご覧になってください。
 
5月28日より、シネマート新宿・シネマート心斎橋にて公開されています。その他劇場も順次公開されますので、要チェックです。
 
今日はここまでっ。