ゆとり最前線が社会人8年目でとうとう退職するお話



スポンサーリンク

f:id:karezi:20161030194204j:plain

みなさんこんにちわ。平成元年2月生まれ、ゆとり最前線を突っ走るユーキです。
 
専門卒業後、IT企業のサラリーマンを8年ほど続けていましたが、とうとう退職することになりました!
 
念願のフリーターだぞぉぉぉぉぉ!!!
 

正式な退社はもう少し先だけど、すでに完全定時退社で、有給消化しながら週2~3出勤になりました。

直前の出勤日変更も可能などなど、かなりラフな働き方です。職場は絶賛炎上中ですが(笑) 

端的に言うと、すでにめちゃくちゃ幸せな生活になった!と感じてます。
 
まぁもちろんまだ働いてるし、お金があるからってのもあるけど、これから先も不安以上に楽しみな気持ちで溢れてます。
 
けど実はぼく、元々「レールに乗る」ことが大好きな人間でした。
 
正社員になって、スキルアップしながら給料上げて、結婚して、家買って……という生活が理想的で当たり前。
 
むしろぼくの周りは職人が多かったので、スーツ着てバシっと仕事する人がいなくて、憧れてたと言ってもいいです。家があまり裕福でなかったので、お金に困りたくないという気持ちも強かったなぁ。
 
けどいつからか、その考えが変わり、考えが行動に移り、最終的に退職という結果に落ち着きました。
 
ということで、なぜぼくが社会人大好き人間からフリーターを選ぶことになったのかを書き残していきます。
 
同じようにサラリーマンしながら苦しんでる人、フリーターってどうなんだろ?って悩んでる人に少しでも参考になれば嬉しいです。

退職理由

こういう記事を見て、まず気になるのって「何で辞めたの?」ですよね。
ぼくが退職を決意した理由は3つに分けられます。
  1. サラリーマン(IT企業)の仕事がつまらなくなった
  2. 自分の力で稼げるようになりたくなった
  3. 趣味に没頭したくなった
ひじょーにありきたりな理由です(笑)
 
でも同じようなことを思ってる人も多いんじゃないでしょうか。
それぞれの理由について、掘り下げていきます。

1.サラリーマン(IT企業)の仕事がつまらなくなった

ぼくがやってきた仕事について軽く触れながらお話します。
まず、今勤めている会社は2社目で、1回転職してます。
1社目:某Kグループの子会社。

超絶ブラック宗教企業で、世の中的にも狂ってると有名です。ほんとひどかった。

仕事はプログラミング以外は一通りやりました。
  • PC・サーバ・プリンタの修理やキッティング。
  • 社内LANや拠点間VPNの構築。
  • 屋上や床下、データセンタのケーブル配線。
  • 仮想サーバ、仮想アプリの構築。
  • エンジニアなのに営業より営業活動。
  • プロジェクトリーダーとしてのスケジュール管理等。
なんかこれだけ見るとすげー色々やってるけど、実態は仕事ができる人が少なすぎで「若い上にしっかりしてるユーキ君ならなんでもいけるだろ!はっはっは!」という謎のお言葉と共に仕事を丸投げされまくっただけだったり…。
 
なんすか上司さん!
 
プライドとかないんすか!!
 
一回りも年下の坊主に負けてもいいんですか!!!
 
そして結果がでないと「とにかくやる気が足らない!」の一点張りな上層部。やる気で何とかなる時代はとっくに終わってますどうもお疲れさまでした。
 
ぼく「事業の方向性とかってなんかないんですか?」
 
上層部「それを頭の柔らかい若いやつの意見から取り入るんだから!なんかだせ!」
 
やばい話にならない…
 
なんとかこなしてたけど、正直言うと勉強したり仕事を片付けるのがつまらなくなっていきました。
 
最初は自分のスキルアップの為、と思ってたけど、競合他社はもっと品質の高いものを作ったりサービスを提供してたりしてて。そういうのを見ると「うーん、ぼくのやってるこれは一般的にはみそっかすなんじゃ…」と不安になって。
 
そんなこんなで、頑張ってたけど将来性のなさと宗教臭い社風とに嫌気がさして転職を決意。
2社目:某大手通信会社(請負で常駐)
ここではネットワークエンジニアとしてルータ、スイッチや負荷分散装置、たまーにサーバもいじってます。
 
まず大手なのでめちゃくちゃ仕事の進め方が整ってるというか、ドキュメントがたくさんありました。前職ではほぼ一人で仕事してて、マニュアルやドキュメント類が一切無かったので、これは非常にありがたかったです。上司がレビューとかもしてくれるし。
 
なので最初はすごく為になるなーって思ったし、ここでしっかり仕事ができるようになればこの先も役に立つ人材でいられるかな?と考えてました。
 
しかし、それと同時に仕事のつまらなさも日に日に増してきて。
 
仕事のやり方やドキュメントがしっかりしてると、それを正確にこなすことが目的になってしまってる感じがあって、それ関係なくない?お客さんの為にならなくない?無駄じゃない?みたいな作業が溢れてきました。
 
作業実績のあるコマンドを1行打つだけの作業で様々な申請書、手順書、レビュー、作業準備などの手間がかかって、それが大量にあるみたいな。そんなんで残業を強いられるのはなかなか辛いぜよ…。
 
「ここの手順の部分、印刷すると若干切れるから直すように」→印刷して使わないんだけど…
 
「注意事項、特になしって書いてるけど、特にってなに?なし、じゃだめなの…?」→だめではないけど、そこ突っ込む…?作業に関係なくない…?
 
みたいな。いや、確かに指摘の通り直したり、しっかり資料を作るのは大事なんだけど…。
 
あれ、ぼくが今やってる仕事、生産性あるのか?いくらになってるんだ?
 
そう考えるとめちゃくちゃテンションがた落ちで。つまらないなーってなっちゃいました。
 
ぼくが就職するにあたっての思いって「とにかくしっかりお金を稼ぎたい」なんですよ。
 
仕事は仕事でしっかりやって、プライベートの時間をめっちゃ楽しむ。
 
でもこの業界で生き残るには、様々な知識を常に勉強して身につけなきゃ行けないし、それ無駄じゃなって作業もしなきゃいけない。プライベートの時間を削らなきゃいけない雰囲気になってる。
 
企業に入るとよく目標管理シート的なのを作らされて3年後や5年後にどうなりたいか聞かれますが、まったく思いつかなかったし、やりたいと思えませんでした。
 
そんな感じで「あぁ、ぼくはこの業界の仕事は面白いと思えないんだぁ…」とはっきり感じました。

2.自分の力で稼げるようになりたくなった

サラリーマン、とくに正社員として働いてると極論何もしなくたって給料がもらえます。
 
自分の仕事に対して生産性が無くても毎月決まったお金が手に入る。
 
でもこれって、その会社にいる間だけで、一歩外に出たら全然使えない人材なんじゃないかなってずっと不安でした。
 
やっぱ食ってくにはお金が必要で、常に稼げる力が必要だと思ってます。
 
そして、稼ぐ力をつけるぐらい頑張れるのは、やっぱり好きなことなわけで。
 
前は好きなことを仕事にする=好きじゃなくなるってイメージがあったけど、その考えが変わった瞬間、自分のやりたいことを追求して稼ぎたいってなりましたね。
 
なので、自分の力で稼いだ実感の無いサラリーマンはいやだなって考えに落ち着きました。

3.趣味に没頭したくなった

今ぼくはバンドを組んでて、月3本くらいライブをやってます。
 
前に月に1~2本だったけど、活動ペースもあがるし、もっと本格的に取り組みたい思いました。
 
でも、仕事の量はどんどん増えてくし、責任も重くなっていく。
 
とにかくプライベートの時間を増やしたいのに、働けば働くほど拘束時間が長くなって行く。
 
これはあかん。
 
俺はもっとやりたいことに没頭したい。楽しく生きたい!!
 
で、ちょっとだけでも視野を広げて見てみると、自分のやりたいことに没頭しながらフリーランスやフリーターで生活してる人がたくさんいることに気付きました。
 
働きだして数年は「なんでみんなちゃんと働かないんだろう…将来心配じゃないのかな…」って思ってたけど、今は逆で。
 
大変だったとしても好きなことやりながら生活してるのが羨ましいなって思うようになりました。

元々は正社員大好きっ子

冒頭でも書きましたが、元々ぼくは「レールに乗る」のが最善だと思ってました。
 
両親が若くしてぼくを生んだので色々苦労してたり、技術職が多くて仕事が減っていく親戚とかを見ながら、
 
「とにかく世の中普通に暮らすのが一番」
 
「正社員になって、結婚して、子供が出来て、家や車を買って。これ以上に幸せなことはない」
 
そういう価値観を聞いて育ったぼくは、まさにその通りだと思っていました。そして実際にその過程を歩んできました。
 
正社員になりにくい時代で、20歳から働いて実績をつけつつ、スキルやコミニュケーション能力を鍛えていく。そうすることでこの先食いっ逸れないだろうなってほんとに心の底から思っていました。

働き方に疑問を持ち出した

実際にサラリーマンいやだなーって思ってたのは3~4年前なんです。理由は前述の通りです。
 
でも、他の働き方も分からないし、IT専門卒のぼくは他に行く当てないかなぁ…と考えてました。
 
そんなとき、以前ネットワークビジネス勧誘をされた時に、1冊の本に出会いました。「金持ち父さん貧乏父さん」です。
 
端的に言うと、「自分で働く世界」と「お金で働く世界」がある、というのを教えてくれる本でした。
 
本自体の評判は賛否両論ですが、個人的にはすごく刺激になりました。これが2016年1月頃。そこから、実際に副業や新たな働き方を探しました。このブログもその中で出会ったものの一つです。
 
とにかくこのままただ働いてるだけは駄目だな、という思いから色々と行動し始めて、会社の状況や自分のおかれてる環境などを加味して仕事を辞めることにしました。

仕事を辞めてよかったこと。

実際にはまだ辞めてませんが、約一ヶ月ほど有休消化で連休を取ったり環境が変わったことによるメリットを書いてみます。

1.やりたいことに取り組む時間が作れる

ダントツはこれ。とにかく好きなことに割く時間がめっちゃ作れる。
 
今までは平日日中、それに加えてほとんど夜も予定を入れるってことができなかったです。
 
そのせいで会えない人、出来ないこと、出来るけど効率の悪いことなんかがたくさんありました。
 
それらを全て自分の裁量でこなせるというのはものすごーーーーーいメリットだと感じてます。

2.視野が広がる

人っていうのは想像以上に環境に依存する生き物で、それは考え方や行動パターンにも影響がでます。
 
今まで当然だと思っていたものが、一歩外に出て客観的に見てみると、「あれ…これおかしいわ…」「あ、こう変えた方が良いのか!」って具合でいろんな考え方が出て来たりします。
 
とにかく視野が広がるんですね。
 
こうなると世の中すごい面白いことや楽しそうなことで溢れてたり、案外自分はこういうのが向いてるのかな?無理に働かなくてもやっていけるのかな?っていう考えができるようになります。

3.何かしら行動につながる

仕事を辞めるということは、ほとんどの人は収入が0になるってことです。
 
何もしないとガンガンお金はなくなって、生活できなくなります。
 
そうなるとね、さすがに行動するんですよ、人って。危機感が募るんで。
 
もちろんそれでもグダグダしちゃう人もいると思うけど、大半の人は動けるんじゃないかなぁ。
 
仕事が忙しいから、みたいな言い訳もできなくなるし、良くも悪くも自分を追いつめられるチャンスだと思ってます。

これからのこと

具体的には11月いっぱいで正式に退社、12月も臨時で何回か行くことになりそうだけど、基本はそこからフリーです。
 
その後については正直具体的に決まってません。
 
バイトするのか、派遣やフリーランス的なので週○~で働くのか、あえて働かずに何かに挑戦するのか。
 
音楽にはどう向き合うのか。ブログはどういう方向性にするのか。新しく取り組むものはあるのか。
 
この辺りは今も情報収集しながら、試行錯誤中。
 
強いて言うなら話すのが得意なので、何かそれを利用したものができればなと考えてます。
 
それもあってドラムレッスンとか始めてたり。最近は実況動画なんかにもチャレンジしてます。
 
案外辞めるってなんても何とかなるんだなぁというのが実感です。3、4ヶ月後にどうなってるか分からないけど、死にそうになってたらそれはそれでネタになるし、笑ってやってください←

最後に

最近は電通社員の自殺が大きく話題になって、過労死や自殺について深く議論されるようになってきました。
 
ぼく自信、無理して働いちゃうタイプでしたが、もうそういう働き方では生きにくい時代になってきたように感じます。
 
そんな時代でいかに楽しく生きていけるか。追求しながら、皆さんにも共有して少しでも参考になればなと思います。
 
今日はここまでっ