インフラだけではもうキツイ?!上流下流の垣根がなくなってきてる話
最近、「ITに仕事とられる!やばい!」って話をよく聞きますよね。
だいぶ前だけど、機械が奪う職業・仕事ランキングなんかも発表されてます。
ぼくがいるIT企業はまさしくそれを加速させてる業界だし、作ってるシステムとかインフラって「いかに人が楽を出来るか」って発想で作られてることも多いです。
さらにはIT業界ってドッグイヤーって言われてます。犬の1年が人間の7年に相当することから、ものすごいスピードで進む業界、という意味です。
そんな業界に8年いるぼくは、なんと56年分も進んだ業界にいるってことか…!(違
で、そんな猛スピードで進む業界にいると、働き方や求められるスキルも変わってきます。
そこで一番感じたのはこれ。
インフラエンジニアだけじゃ食っていけなくない…??
インフラエンジニアって?
そもそもインフラってざっくりしすぎてよく分からないですよね。
大体の人はITって言うと、SEやプログラマーって言葉が出てくると思います。
彼らは、みんながまさに使ってるアプリだったり、Webページを作成してる人なんで、一番身近に感じられるからイメージしやすいですね。
一方、インフラエンジニア(ネットワークエンジニアとか色々含む)は、そのアプリやWebページが使える基盤を構築してる人です。
身近なもので例えるとこんな感じ。
アプリ、Webページ:車SE、プログラマー:車を作る人インフラ:道路インフラエンジニア:道路を作る人
道路ってどうやって出来てるのか普段考えないし、あるのが当たり前じゃないですか。
それと同じでインフラってはっきり目に見えるものじゃないんでイメージ掴みづらいんですよね。
インフラは使われるものに左右される
インフラって言葉は見方によって様々な意味になるんですが、通常は「生きる上で欠かせないもの」と考えてもらうと分かりやすいです。
電気や水道、ガスなんかは必ず必要なインフラですね。明かりが無ければ暮らせないし、水を飲まなければ生きていけません。ガスがなきゃ火を出すことすら一苦労です。
そこから時代は進み、無くても生きていけるけど、実質ないと生活が成り立たないものが増えてきました。
ネットが当たり前に存在してから、携帯かパソコンどちらかは必須みたいなもんです。
道路がなければ車は走れないし、屋根のある建物がなければ満足に寝る事もできません。
IT業界も同じで、時代と共に必要とされるインフラは変わって来ます。でも、どう必要とされるのかはインフラを使う側の視点で大きく変わっていくんですね。
最初は社内のPC(パソコン)同士だけが繋がればよかったのが、拠点ごとに繋がる必要が出来たり、またはインターネットを通じて誰でも見れるようにしたり。
使うアプリやWebページのスペックが上がったために、それを乗せるPCやサーバの性能も上げて、それらを冗長化させて壊れても大丈夫な仕組みにしたり。
アプリ、Wepページ側の要望が多くなり、柔軟性を求めるほど、インフラ側もそれに対応できるようにしなければいけません。
ハイブリッド化が必須…?
そうするとね、人って出来る限り楽をしたくなってくるので、
「アプリにインフラの機能持たせちゃえば?」
「インフラの機能をアプリで賄えるようにしちゃおうぜ!」
ってなってくるんです。
少しでも機能をまとめちゃったほうが自分のやりたいように調整できるし、面倒を見るのも楽だなーって。
あれ…?そしたら人もハイブリッドにならないとアカンのでは…??
インフラ側からすると、アプリの実現したい要件をしっかり把握できれば、それに適したインフラを構築することができるし、「あ、その機能も必要?それだったらこっちでやったほうが楽だよ!」みたいな柔軟性を持った対応が出来ます。
これが知識がないと「いや、インフラはここまでしかできないんで。え?何言ってるかよく分からないんだけど?だからこっちはこの形で作るからあとはアプリで調整してやって!」ってなります。
そもそも最近のネットワーク機器なんかは、ほぼプログラミングが必須な製品もあったりして、ボーっとしてるとドンドン置いてかれます。
お客さんから目に見えて分かる上流の工程と、見えないけど必須な基盤である下流の垣根がどんどんなくなってきてます。
結局、どっちの勉強も必要!
というわけで。今ネットワークの構築やサーバ基盤の構築など、インフラエンジニアとしての活躍をしてる人達は、いずれプログラミングだったりSEの工程を学ばないと辛くなってきます。
なんでどっちの勉強も必要ってことだね!キリッ
個人的にはプログラミングって好きじゃない、というか抵抗あるけど…やってみると案外出来たりします。
インフラの勉強ってしにくいので、「実務でインフラ勉強」「個人でプログラミング勉強」の両刀だとエンジニアとしてかなりレベルアップするんじゃないでしょうか…!
今日はここまでっ