勝ったのに批判されるのは何故?白鵬36度目Vで起きた批判について考察してみた。



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白鵬が36度目の優勝を決めたようです。おめでとうございます!

相撲は普段全く見ないけど、空手という勝負事を6年ほどやってた身としては壮絶なことなんだなぁと感心するばかりです。しかし、世間はそうでもないみたい。

 なぜなら「変化」で決めたから。

変化ってなに?

そもそも相撲における変化ってなんだろう?と思ってWiki先生に聞いてみました。

・概要

相撲における変化(へんか)とは、立合いで相手の攻撃を見て、相手の左側か右側へ体をかわすことである。

実際にどんな動きかはこの動画の4分45秒くらいから見てもらうと分かりやすいです。

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ちなみに真っ直ぐぶつかりにいくのはこれ。3分55秒くらいから始まりますが、手に汗握る展開ですね!

youtu.be

変化はなぜ批判されるのか

批判についてもWiki先生に書いてありました。

・批判

大相撲ではがっぷりと真っ直ぐ相手にぶつかるか、四つに組みに行くのを良しとする考えが一般的である。そのため、変化によって白星を挙げても評価されず、批判の対象となる場合がある。特に、横綱や大関が下位力士に対してこれを行ったり、大一番で行うと会場から野次やブーイングを受ける。

確かに、さっきの動画で見ていて楽しいのは100%後者です。真っ直ぐぶつかりあって、どっちが勝つか分からない。ハラハラドキドキします。

一方、変化は一瞬で終わっちゃうし、かわされたほうがケガをするリスクもある。ハラハラドキドキ感もない。なるほど、言わんとしてることは分かります。

 

けど皆さん、何か忘れちゃいませんか。

 

相撲は武道です。勝負事です。勝たなきゃ意味がないんです

勝負事をやるのは「勝ちたいから」

「意味無いわけないだろ!見る人がいて成り立ってるんだから観客側の意見も大事だろ!」なんて声が聞こえてきそうですね。

まず大前提なんですが、武道家・アスリート・スポーツ選手などの勝負事に身を置いてる人間は「勝ちたい」という気持ちが一番最初に来ますプロとしてそこに身を置いてるのであれば、間違いなく勝ちたくてやってます。稼ごうとか、誰かの心の支えになろう、とかは二の次です。

もちろん最初からそうってわけじゃなくて、やってく内に気持ちが変わってくんです。例えば、ぼくが空手をやってた時はこんな感じです。

  1. やってる人を見てかっこいいと思ったから始めてみる。
  2. やってみたら楽しくて、もっと上手くなりたいと思ったから一杯練習する。
  3. 試合に出たけど負けて、悔しい思いをする。
  4. 勝ちたい!と思ってもっと練習する。

最初はやれるだけで楽しくても、試合に負けると悔しくてもっとやろうってなる。自分が楽しくて好きだと思ってるからこそ、人に負けるのが悔しいんですよね。だから頑張る。

もちろん応援してくれる人とかいると嬉しいし、励みになる。でもその人達のためにやろうとは思わない。自分が勝ちたくてやるんです。負けるのって、ほんとに悔しいし、勝てないとつまらなくなってくるから

勝負事は結果が全て。

勝ち負けがつく世界は結果が全てです

もちろんルール違反はダメ。八百長なんてもっての他です。けど、ルールを守って正しく試合をしたのならば、勝った方が正義です。それは外野がいくら騒いでも揺らぎません。

今回の変化だって、これをやってれば必ず勝てるというものではありません。メリットやデメリットだってあるけど、素人目では見えない駆け引きや技術があってこそ、変化という戦術を使ったんだと思います。

だからぼくは、白鵬が批判されてるのを見ると悲しくなります。

批判は気にせず勝ちに拘ろう

この手の批判は勝負事の世界にいる限り免れないものです。なので、気にしてたらキリが無いです。同じような思いをしてる方は、批判なんか気にせず勝ちに拘りましょう!

ずるい?卑怯?大いに結構!言いたい人には言わせておけばいいんです。一番大事なのは自分の気持ち、勝ちたいという思いですから。

 

今日はここまでっ。