映画「君の名は。」感想とあらすじ。何も知らずに見ても泣ける傑作。※ネタバレあり



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先日はシンゴジラが騒がれまくりましたが、もうそんなの吹き飛ぶくらい話題になりまくってる映画「君の名は。」
 
あまりにも騒がれすぎてるので、普段アニメの映画とか観にいかないぼくですら気になってしょうがなく、とうとう観に行ってしまった。
 
いやー。あれですね。
 
もっと早く観に行けばよかった!!
 
心のどこかでは「どうせありきたりなストーリーで泣かせにかかる恋愛アニメかなんかだろうなー」とかちょっと舐めてました。ごめんなさい。泣かされました。くっそ!
 
というわけで、あらすじと感想、いってみます!
 
※ネタバレ含みますm(_ _)m

「君の名は。」のあらすじ

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都会の男子高生「タキ」と田舎の女子高生「ミツハ」、なぜか分からないけど定期的にカラダが入れ替わっちゃう…!?
 
「入れ替っちゃうものはしょうがない…」お互いは現実を受け入れつつ、自分達の生活を壊されないようにケータイメモを駆使しながら日々生活を送っていく。そんな生活を続けていく内に、お互い徐々に惹かれていく。
 
そしてある日、いつまで続くか分からない入れ替わりの日々がパタっと止まる。メールや電話をしても繋がらない。「電話が繋がらないなら会って話そう」そう考えたタキは、入れ替わりの記憶を頼りにミツハの住む町に行く決心をする。
 
しかし、その町は三年前に隕石が落下し無くなっているのだった…
 
 
こ、これは…ありがちなストーリーだけどめっちゃ切ないやつや…!!と観ながらドキドキしてしまいました。

「君の名は。」の面白いところ

ここからはネタバレも含みながらぼくが「面白い!」と思った点を綴ってきます。

分かりやすいのに深いストーリー

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入れ替わりが発生したり、時間軸が変わる作品というのは、ストーリーの展開とかが分かりにくくなることが多いです。
「あれ?今どの時代の話してるんだっけ?」「この時は入れ替わってるんだっけ??あれあれ?!」みたいな。
 
でもこの映画は分かりにくくなることはなかった!
 
というのも、ぼくはこの映画に対して事前予習を全くしてませんでした。知ってたのは「主題歌がRADWIMPS」ってだけ(笑)
 
レビュー記事は当然のこと、あらすじすら見ていません。
そんなぼくでも観ていて違和感無く楽しめたので、分かりやすいストーリーでした。
 
なのですが!実際にはかなり複雑な背景や伏線がめっちゃ張られてて、今も考察してる人のブログとかが盛んです。映画を観終わってから考察記事とか見たんですが、「なにこれめっちゃ深いじゃん!!!」ってのめりこみました。
 
「分かりやすさ」と「複雑で深いストーリー」が良い感じに混ざっているので、普段映画を観ない人でも、よく観て深く考察する人でも楽しめる映画ですね。
 
まぁ、そうじゃないとこんなたくさんの人に観てもらえないか…
 
ただ、細かい部分で気になるところは結構ありますね。ぼくはあんまり気にならなかったんですが、映画とか漫画読んで「いやこんなのありえないじゃん!」「ここ絶対おかしいじゃん!」って突っ込んじゃう人はのめり込めないかもしれません…。あくまで映画の世界なので、このあたりの細部まで考えると物語として成り立たなくなっちゃうので、しょうがないと思うけど。

ハッピーエンドで終わるか分からない展開

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いや、もう絵的にもストーリー的にもハッピーエンドで終わるのは間違いない!って感じでがプンプンするし、実際にハッピーエンドで終わりました。
 
けど、最後の最後までハラハラするというか、これもしかして切ない感じのまま終わるんじゃね?!どうやってハッピーエンドにもってくん?!みたいなドキドキ感がずっとありました。
 
ミツハの住んでる町が隕石で無くなっていて、犠牲者名簿にもミツハの名前が載っているのをタキが見つけたあたりから、ずっと切なさに胸を苦しめられる展開が続きます。ゆえに、「もうハッピーエンドで終わってあげて!!!」ってなる。もう苦しいんですよ。それを引っ張って引っ張ってずーーーっと引っ張ってからのハッピーエンドとか…泣くわ!泣くに決まってんだろ!!!
 
ぼくは結構後味悪い系だったり、先が読めない展開が好きなのでこういう映画は避けてる傾向があったんですが…そんなぼくでも最後まで楽しめました。映画ってすげぇ。

雰囲気を最大限に盛り立てる音楽

この映画の存在をRADWIMPSから知った人も多いんじゃないでしょうか。劇中に4曲使われていて、特に「前前前世」はあなたも一度は聴いたことあるんじゃないでしょうか。
 
個人的には「前前前世」よりも「スパークル」と「なんでもないや」のほうが印象的だったけど、どの楽曲にせよ雰囲気にマッチしていて、より一層心に響く映画になっています。
 
RADWIMPSは好きなアーティストなんだけども、普段聴く曲はもっと激しい奴ばっかなので、正直言うと「前前前世」とかうーん、そんなに良い曲か?って思ってたけど、映画を通して聴くことで印象はがらっと替わりました。音楽ってすげぇ。
 

「君の名は。」で一番のお気に入りシーン

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ぼくの一番のお気に入りのシーンは、きっとみんなも心に残っているであろう「電車の中でタキとミツハが出会う」シーンです。
 
入れ替わりを繰り返しタキへの興味が募りに募って、会いに行くために思い切って東京に出たミツハ。連絡もせず、どこにいるかも分からない中で向かった東京。
 
見つからず、もう会えないかと思ったその時、奇跡的に電車で出会う二人。でも、その時のタキはまたミツハのことを知らない。入れ替わりが起こっていたのは"3年後のタキ"だから。
 
せつねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
 
ってなった。ほんと。マジで。これは辛い。でも、その一瞬とも言える時間で渡した"お守り"とも言えるものが、このあと二人を救うきっかけになる。あぁ、なんつー展開だよ…くっそ!泣ける!

最後に

やっぱ人気になってる映画ってそれなりに理由があるんですね。どちらかと言えば人気になるほど「でも実はたいしたこと無くて、騒がれてるだけなんだろうなー」みたいに考えちゃう捻じ曲がった性格してるんですが、そんなぼくも圧倒される映画でした。ほんと観てよかった。
 
一度は観てみることを進めるぜ…!
 
今日はここまでっ
 
 
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