お金も時間も有限だよ!効率のいいスタジオ練習するための3つの準備



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バンドメンバー全員で集まって行うスタジオ練習。
 
みんなのお金と時間を使う、とっても貴重な練習です。
 
にも関わらず!とっても残念な練習方法をしてるバンドが結構いることに気づいちゃいました!(汗
 
仕事は準備8割と言われますが、バンドも同じです。どれだけ事前に準備できるかが、他のバンドと差をつけるポイントなんですよ…!
 
ということで、お金も時間も無駄にしない、効率のいいスタジオ練習をするための準備についてお話します。

1.事前に練習の内容を決める

当日スタジオに集合して、「お疲れ~」って言いながら他愛のない話をする。
 
受付でマイクなどを受け取ってスタジオ入って、10分~15分かけて準備して、それぞれでサウンドチェック。
 
ある程度みんな準備ができて、自然と音が鳴り止む。
 
そして誰かが今気付いたかのように言い出します。
 
「よし、何の練習しよっか?」
 
おせぇよぉぉぉぉぉぉ!
 
先考えとけよぉぉぉぉぉぉ!
 
時間もったいねぇよぉぉぉぉぉぉ!
 
サポートで何バンドかやらせていただきましたが、事前に練習する内容を決める(合わせる曲を決める)ことって少ないですね。
 
もちろん、当日に「これやりたい!」「ここもっと集中して練習したい!」って出るのは全然OKなんですよ。ただ、そもそもこのスタジオ練習で何をどう練習したいかを、事前に決めてないってのはどうなのかなと。
 
まーいつも通りに、という具合で5分もかからず練習メニューが決まるかもしれません。
 
けどさ、その時間をスタジオ入る前にやっとけばさ、1曲多く練習できるんだぜ。もったいないよ。
 
ということで、スタジオ入る10分前とかに集合して練習内容決めておくとか、事前にLINEでやりとりしたほうがいいです。
 
…偉そうに言いましたが、何を隠そう、ぼくが正規で組んでたバンドでも同じような課題がありまして(汗)
 
スタジオ3~4時間とって、その場で練習メニュー決めたり打ち合わせしたりってやっちゃってたんで、結構お金かかっちゃったし。(休日日中だったのでなおさら)
 
打ち合わせも、「スタジオでこんなこと話してちゃダメだろ…」と思いながらだったので身も入らず、あまり有意義な時間を過ごせず…。
 
それからはLINEやスカイプで反省会、練習内容などについて話し合い、当日も20分前ぐらいに集合して意識合わせしてからスタジオ練習をするようになりました。その時は2時間しかとってませんでしたが、迷いなく練習できるんで集中力も増して充実した練習ができました。
 

2.セッティング・サウンドチェックは全員で迅速に!

スタジオに入ってまず最初にやるのはセッティングです。
 
特にドラムは人によってセッティングが全然違うので、ダラダラやってると20分くらいはあっという間に過ぎてしまいます。
 
片づけとかも考えると、全部で30分以上取られることも。スタジオを2時間とっても、1時間半しか練習できないとか、ホントにもったいない。
 
ということで、セッティングは全員で迅速に行いましょう。
 
ボーカルは特に手が空くはずなので、各パートのコーラスマイクつけるとか、ドラムセッティング手伝うとか、同期あるならPCやMTRの準備するとか。声だししながらだとなおいいかな。
 
ギターやベースなんかは、スタジオ入るちょっと前に竿だしてチューニング確認しとくとか。
 
あと、サウンドチェックの内容も決めておきましょう。
 
フレーズでも音でもなんでもいいですが、ここまでやったらOk!ってのを決めないと、いつまでもダラダラと音出しして、周りも終わったかな?くらいでやっと音止めってなります。(よくある光景)
 
みんなで和気あいあいとやるのは全員で音を合わせられるようになってからでいいんです。音が鳴らなきゃ練習は始まらないので、気合いれてこ!
 

3.録画して次の練習に備えよう

バンド全体で音を鳴らしながら練習すると、どう頑張っても聴き取りづらい音ってのが出きます。
 
なので、自分を含めてほかの人がミスってないか、しっかり合わせられてるかってのをリアルタイムにすべて把握しきるのは非常に難しい。
 
もちろん練習中に気付く部分もあるので、それはどんどん言い合って直していったほうがいいんですが、気付いてない部分を把握するためにも、録画をしっかり行いましょう。
 
録音ではダメです。録画です。動きと音ってのは密接な関係がありますからね。
 
なお、録画したものをその場ですぐ確認するのは辞めましょう。
 
徹底的に鍛えたい、合わせたい部分があるとかなら別ですが、基本的には時間がかかりすぎるのでその場では控えます。
 
スタジオにいるときは自分たちの目、耳を使ってより良い演奏に近づける努力をする。
 
終わったらその内容を持ち帰って共有し、次の練習に備える。前述した「練習内容を考える」につながるわけですね。
 
これはライブでも一緒です。録画して、反省点を洗い出し、次のスタジオ練習に備える。
 
とっても基本的なことなんですが、面倒でやらないってバンドも多い。次のステージに進みたいのであればこれくらいはやらないとね…!
 

準備以前に…個人練習しとけ!

というわけで、効率のいいスタジオ練習するための3つの準備をお伝えしました。
 
最後に、みんなわかりきってるとは思うけど、一応言いますよ。
 
個人練習はしっかりやってきてね!!!!!
 
いや、ほんと分かりきってると思います。言われるまでもないよね!ね!!!
 
たまーにいるんです。「あー、まだこの曲ちょっと練習できてないわー」ってスタジオ入ってから言う人。
 
「ちょっと練習してないからうまくいかないかも」っていう人。
 
いやいやいやいやいや。何を仰ってるんですかあなたは。
 
今日一日を棒に振る気ですか。
 
もちろん、練習時間がどうしても確保できなかったとか、頑張ったけどうまくできないってことはありえます。
 
そういう場合は、事前に言うべきです。最悪前日でもいいので「新曲1フレーズまでしか覚えられなかった、ごめん」くらいは言いましょう。
 
そしたら、そこだけに注力して練習できるし、残った時間で別の練習ができます。
 
バンドでスタジオに入っている以上、個人で練習する時間はありません。各々が自分たちでしっかり練習しているっていう前提があってバンド練習は成り立ちます。
 
ほんとのほんとに当たり前のことですが、初心を忘れずに頑張りましょう…。
 
今日はここまでっ