クリック練習は全パート必須!!~理由とおすすめの練習方法~



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音楽に携わる人なら避けては通れないイバラの道。
 
そう、それはクリック練習。
 
寸分の狂いもなく一定間隔で刻まれるその音は、ぼくら人間の不完全性を否応なく突きつけると共に、正しき道へを導いてくれる救いの手でもある。
 
そして世の中は常に、正しき道ほどイバラの道なのだ…!
 
……。
 
クリックへの思いが強すぎるあまり変な語り口調になってしまった。
 
というわけで。今日はバンドマン全員に必要なクリック練習について解説していくぞ!
 
お勧めの使い方なんかも話していくので参考になると嬉しいな!

クリック練習とは

まずクリックという言葉ですが、メトロノームと同じだと思ってください。
 
一定間隔で正確無比なリズムを教えてくれる神様みたいな存在のことですね!
 
そして、その正確無比なリズムに自分の演奏を合わせることをクリック練習と言います。
 
人間のリズム感は完璧ではないので、何も聞かずに演奏したり歌うだけだと、どこかしらで絶対ずれます。
 
このずれを少しでも減らすために、リズム感を鍛えるために必要な練習方法ですね。
 

なんでクリック練習が必須なの?

クリック練習は全パートで必須の練習方法です!
 
ドラムやベースなどのリズム隊だけではなく、ギターやボーカルはもちろん、ピアノやシンセサイザー等、だれでもやる必要があります。
 
理由もちゃんとあるよ!
 
人は連続した音を聴くと、同じ間隔のリズムで次の音が聴こえてくるだろうと予想することができます。というか、勝手に予想しちゃうんです。次この辺で鳴るな!って。
 
それゆえに、この予想と全然違うタイミングで音が聴こえてくると、ものすごーく違和感があるのです。
 
リズムのズレが演奏の色々な場面で起きると、曲を聴くのがつらくなってくるし、耳が演奏や歌に集中できない!
 
なので、正確なリズムで演奏したり歌うのはアーティストとしては必須条件になります。
 
その必須条件をクリアする方法の一つが、クリック練習というわけです。
 

お勧めの鳴らし方

では具体的にどんな練習方法があるか。
 
これはもう、各パート毎にあるので割愛します!
 
けど、クリックの使い方…というかお勧めの鳴らし方パターンはあるのでご紹介しますね。

表拍のみ鳴る

これは普通のクリックのことです。
 
クリックを鳴らす場合は、ほとんどがこのパターンですね。
 
1小節を4拍に区切って、「ちっかっかっか」と鳴らすやつです。
 
▼参考音源はこちら(クリックのみ4小節→ドラム有り4小節になってます。以降の参考音源も同様です。)

 
まずは最低限これで曲の演奏だったり、自身の基礎練習がスムーズに出来るようになるまで練習が必要になりますね。
 
小節の頭はアクセントをつけたほうが分かりやすいんだけど、なくてもOKです。
 

裏拍のみ鳴る

「リズム感を付けるならクリックを裏で聴いて練習するといいよ!」って話がよく出てくるんですが、それのことです。
 
小節の頭と、各拍の裏にクリックが成ります、「ちかっかっかっか」って感じです。
 

 
小節の頭が鳴ってればそこに合わせることで大きくずれることはないんだけども、それが目的ではないので裏を感じる意識で練習しましょう。
 
慣れてきたら、小説の頭のアクセントもなくします。「っかっかっかっか」って感じ。
 

 
これがスムーズにできるとリズムの取り方はかなり良くなるよ!
 

音の鳴る数をハーフ(半分)にする

これはクリックのスピードを半分にするか、鳴らす音を半分にして実践します。
 
「ちっっっかっっっかっっっかっっっ」って感じ。裏も同様です。

クリックはリズムを教えてくれる音なので、たくさん鳴ってるほどリズムが取りやすくなります。
 
逆に言えば、音数が減ったりスピードが遅くなって、音と音の間隔が空けば空くほど正確に合わせるのが難しくなるんですね。
 
なのでこの状態でキレイに合わせられれば、リズムに乗れてるはず!
 
クリックの種類は先ほどの表拍のみ、裏拍のみの両方できるとベスト!
 

クリックが全てではない?!

もちろん他にも色々な鳴らし方があるけど、まずはこの3種類のクリックを一つの練習でやってみると、格段に変わってくるよ!
 
そしてここで注意が一つ。
 
個人で練習するときはクリックに完全無比に合わせに行くのが正解だけど、バンド全体で演奏するときはそうとも限らないことがあります。
 
人が演奏している以上、わずかなブレは絶対あるので!
 
なので、バンド練習の時はクリックだけ聴いたりせず、周りの音を聴きながら演奏するとしっかり合わせられるようになるね!
 

最後に

クリック練習は一生付きまとうもので、上手くなるには避けて通れない道です。
 
とっても地味でしんどい練習かもしれないけど、ここを乗り越えた先にぼくらの明るい未来があるんだ…!と思って頑張りましょう(笑
 
今日はここまでっ