「人を数字としてみてる感」に違和感がある。戦略的SNSの使い方について



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ここ最近、TwiiterやInstagramなどのSNSを使って、お仕事に繋げよう!ファンを増やそう!という話も、よく耳にします。
 
いわゆる「戦略的SNSの使い方」ってやつですね。
 
この考え方自体は賛成で、色々な人の考えや手法を知るにつれて「なるほど~!確かに~!面白~!」って思うことも多々あります。
 
ぼくも実際にバンド用のTwiiterアカウントで色々考えながら運用したら、前よりも多くの人に見てもらえたり、反応してもらえたり…すこーしではあるものの、ファンも増えました。
 
が、しかし。
 
ちょっとそれは違うのでは?と違和感が炸裂する考え方もよく聞くんですよね。
 
それがタイトルの通り「人を数字としてみてる感」のある考え方です。
 
イヤなんですよね、これ…やるのもやられるのも。完全にビジネスとして捉えたら、まぁ分からなくもないんだけど…。うーん、それでもちょっとなぁ。

…ってのをTwiiterでつぶやいたら、同じような違和感を持ってる人もたくさんいるみたいで、「あぁ、やっぱりおかしいよね。こういう考え方でSNS使いたくないよね!」って改めて感じたんです。
 
その当たりについて、もう少し深堀してみます。SNSっていうと幅が広いので、今回はTwiiterについて語るよ!
 

フォロワーの数や質…それが一番大事なのかな?

結論から言うとこれ。
 
「常にフォロー数より、フォロワー数が多い状態にしておくほうがいい」
 
「フォロワーの質が高いほうがいい(いいねやRTの反応がたくさんある)」
 
っていう考えが、どーにも釈然としないのだ…。
 
気持ちとしては分かる。うん、わかるよ。
 
自分のフォロー数が少なくて、たくさんフォロワーがいれば有名人になった気がするし、ぱっと見の価値が高いようにも感じられる。
 
いいねやRTの数が多ければ素直にうれしいし、たくさん広まるじゃん!やったね!ってなる。
 
けどね、この意識が最初に来ちゃってる人って、他人を数字としてみちゃってると思うんですよ。フォロワー1人、反応1つが生きた人間だってことを忘れちゃってるというか…。
 
戦略的にSNSを使おうって考えた人は、自分の趣味や仕事を色々な人に知ってもらって、できればファンに、そしてお客さんになってもらいたいって思ってるはずなんです。
 
だから、届けたい人に対して分かりやすく内容をツイートしようとか、全然関係ないツイートは控えようとか、もっとコンテンツをたくさん流していこうとか…って考えるのが「戦略的」ってことなんじゃないかな。
 
こういう考えや行動は、自分のツイートを見てくれる人のことを考えてます。
 
そうです。ファンやお客さんを増やしたいって人は「見てくれる人のことを考える」ってのが一番大事なんです。
 

数字扱い=雑に扱われてると思っちゃう

でも、フォロワー数や反応の数、ツイートが見られる数…数字を先に考えちゃうと、人に対する意識ってのが薄くなっちゃってるよなぁって。
 
いや、人間の心理を突いたりとか、そういう意味では相手の事を考えてるんだけども。本当に相手に伝えたいことがあった上での考えか、数字増やすための考えかって大きな違いです。
 
自分がその数字のひとつ、みたいな扱いされたら…ちょっと被害妄想かもしれないけど「雑に扱われてる」「見下されてる」って感じるんです。
 
これがぼくの感じる違和感の正体。
 
フォローしてから、フォロバもらった後にフォロー外しをする、とか。
 
フォローや反応をしてほしいからRTやいいねをする、とか。
 
うーん、イヤだよね…。そもそもこれで増やして、本当に意味があるのかは疑わしいところ。むしろ信頼をなくすような気がします。
 
まぁ、やってる本人はそれでいいと思ってるんだろうけどね。こっちからすれば、イヤなものはイヤなのだ!
 

数字ではとらえきれないこともある

フォロワー数に関しては「数だけじゃない!」って考えを持ってる人は結構いると思ってます。
 
ただ、フォロワーが異様に多いのに反応がなさすぎると「あ、あやしい…」ってなるのも現実。数だけ増やした雰囲気がすごい(いわゆる"フォロワーを買った人"に多い)
 
これに関しては同意なんですが、中には「よくツイートも見てるし、共感してるけど、いいねもRTもしない」人が結構いることも覚えておく必要があります。
 
というのも実体験があるんですよ。
 
ぼくがバンド用のTwiiterでツイートしたけど、いいねやRTが少なかった発言に対して、実際にライブハウスでお客さんやバンドマンと会ったときに、
 
「あれ、すごい為になったよ」
 
「超わかる~!共感する~!」
 
みたいに言ってくれる人がいたんですよ。
 
Twiiter上では反応してないんですよ。でも、共感してくれてるんです。
 
そういう人がライブ情報を自分でチェックして、遊びに来てくれたりしたんです。
 
この一件があってから、今の自分のやり方は間違ってないんだなぁってのが分かって安心したのが本音だったりします…笑
 
もちろん反応が増えたほう分かりやすいし、それ自体がいけないってわけじゃないけども。数字だけでは分からないこともあるってことは覚えておきたいですね。
 

…そもそも自分が「いいなぁ」って思った呟きに必ず反応するかって言われたらそんなことないな、と。

為になること呟いてるな、知りたい情報発信してるなって人をフォローして、チェックはしっかりしてるけど反応しない。ありますよね。なら、他にもそういう人はたくさんいるんです。

 

最後に

もちろん、フォロワーも反応も増えたほうが嬉しいですよ。だから、数を増やそうとするのが間違ってるわけじゃありません。

数を集めるって意識が先に来ちゃうのが良くないなって話です。


戦略的に使うぞ!ってなら、まずは相手目線が大事。それがイヤなら、まだ好きなように呟いてた方が信頼できますね、ぼくは…!
 

今日はここまでっ