【FFレジェンズ 光と闇の戦士】古き良きFFの伝統を受け継いだ良作!
日本を代表するRPGのひとつ、ファイナルファンタジー。略してFF。
最近ずっとやってなくて、久々に古き良きFFを楽しみたいなぁ…と思ってたら、ナンバリングタイトルとは異なるFFがあった!
しかもAndroidで遊べて、さらにはセール中だったので購入。40時間程かけて、やっとクリアしたのでレビューします。
「FFレジェンズ 光と闇の戦士」です。
結論から言うと、非常に面白かった!FF5~6当たりが好きな人には受けること間違いなしです。
価格は1700円。買い切りなのでスタミナや課金要素はありません。
2012年発売ってことで昔の作品だし、スマホのゲームとしては価格も高いけど…ボリュームや内容を考えれば妥当ですね…!
『FFレジェンズ 光と闇の戦士』とは
もともとは ガラケー用の新作FFとして発売され、それがスマホに移植されたものです。
昔ながらの2Dドット絵やBGMに、FF5を思い出させるジョブシステムやアクティブタイムバトル。まさに古き良きの王道RPG!
FF好きならどこかで聞いたことあるキャラ名や地名があるので、FFファンをターゲットに作られてる匂いを感じますね。スンスン。
ストーリーは光の戦士側パーティーと闇の戦士パーティーに分かれて進行し、一区切りごとに交互にプレイしていきます。FF6みたいに、それぞれのパーティで物語を進行させる感じ。
寄り道しないでもクリアに40時間弱かかるので、かなりのボリューム。久々に歯ごたえあるRPGやった…!
ちょっとマンネリするような部分もあるけど、全体的に満足できる内容でした。
システム
前述の通り、FF5に近い「ジョブ・アビリティシステム」になってます。
いつでもどこでもジョブやアビリティを付け替えられるので、自由なパーティを組めます。
最初は光・闇どちらのパーティも同じジョブ(画像上部8種類)にしかなれないけど、各章をクリアするごとに新たなジョブ(画像下部5種)が解放されます。解放されるジョブは光と闇で異なるので、それぞれのパーティで違う構成を組むことが可能です。
ジョブにはそれぞれ固有のレベルがあって、レベルが上がると新たなアビリティを覚えたり、能力があがったりします。
ただし、ジョブの最大レベルは初期が3で、物語を勧めるともらえるJP(ジョブポイント)を消費して最大レベルをあげる必要があります。
当然JPは有限なので、ある程度方針を決めて育てることに。そうするとキャラ毎に個性がでる…という良い感じのバランスになってる。
育て方に自由度があると、良い意味で悩めるので楽しめるポイントの1つですね!
他にも、FFレジェンズ独自のシステム「フュージョンアビリティ」ってのがあります。
これは、特定のアビリティや魔法を2つセットすると、戦闘中に新たなアビリティを覚えることができるシステム。
例えば「魔法・サンダー」と「技・ストライク」が両方使える状態で、戦闘中にサンダーを使うと「雷鳴切り」覚える、みたいな感じ。
フュージョンアビリティは一度覚えるとジョブを変えても使えるのでとっても便利!序盤はともかく、終盤は強力な技も多くお世話になります(その分、覚えるの大変だけどね…)
戦闘はアクティブタイムバトルを採用。ゲージが溜まったキャラから行動できるというお馴染みのもので、魔法や技を使うときも待ち時間あり。
全員「たたかう」を連打するAUTOモードもあって、AUTOにすると戦闘スピードが上がるので遊びやすいですね。こういうシステムがあるとストレス無く遊べる!
ゲームバランス
戦闘に関していえば、歯ごたえのあるバランスになってます。
中盤以降はAUTOしっぱなしで敵を倒せるかと言えば、ちょっと厳しくなってくる。敵が全体攻撃、連続攻撃に状態異常など色々駆使してくるので、放っておくと雑魚敵にも簡単にやられる!むしろボスのほうが気合入れて臨むので倒しやすいかも(笑)
とはいえ、セーブポイントは多めに設置されているので「やられたー!かなり前に戻ったー」みたいなことはないですね。
もちろんAUTOセーブもされてるので、急な中断があっても大丈夫。スマホゲームなら必須とはいえ、しっかり搭載されてるのは心強い。
巷では操作性が悪い、ってよく聞くんですが、スティックを「スライド操作」にすればストレスは感じなかったです。
ストーリー
ざっくりいうと、クリスタルを占領して世界征服を企む帝国と、それを阻止する主人公たち…というFFらしい物語。
演出はそこまで多くないので複雑になることもなく、でも終盤には伏線回収をしっかりするので、後半が楽しくなってきますね!
ラスボス前とかエンディングは胸熱でした。
残念なところ
このゲームは使えるジョブが増えてきたり、ストーリーが進んでくるとめっちゃ面白くなってきます。
逆に言えば、序盤~中盤のテンポが悪くダレる…。
パーティが光と闇で交互に進むので、レベルやアイテム、お金はパーティごとに個別になってます。
なので、片方で頑張って育てても、パーティが切り替わるとまた低いレベルからスタート…みたいになるので、結構しんどい。(もちろん最終的には合流するんだけどさ…)
あとジョブも序盤は全部一緒で、これ使いたい!みたいになる追加ジョブは物語後半から手に入るから、パーティが分かれてるメリットがそんなにないんだよね…。
もう少しパーティの切り替えを早くするとか、最初からちょっと異なるジョブがあったりするともっと面白かったんだろうけど…。(とはいえ、ガラケー時代は章ごとに随時公開するタイプだったので、しょうがない…)
最近のゲームはプレイヤーを増やすために最初の展開にスピード感を持たせてることが多いので、飽きられちゃう可能性が高そう…。
もともと昔ながらのFFとかに慣れてないと結構きついかな?
総評:FF好きなら是非プレイしよ!
とはいえ、ゲームとしての完成度は高いので、プレイしてみて損はないですね。特にFFファンは!
隙間時間に進めることもできるので、気になった方は是非遊んでみてください。
今日はここまでっ