帝一の國(映画):笑いとワクワクが止まらない生徒会戦争!感想とあらすじ(ネタバレあり)



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「自分の国を作る」
 
その夢に向かってなりふり構わず突き進む主人公。それはもちろん、簡単な道ではない。
 
ライバルやその家族からの妨害。親自身のトラブル。信じていた仲間と裏切り。彼女との関係。
 
その苦難を乗り越え、果たして無事に国を作るための一歩を踏み出すことができるのか…?!
 
古屋兎丸原作の学園政権闘争コメディ『帝一の國』の実写化映画、観てきました。
 
ぼくは原作もあらすじも知らない状態で観にいったんだけど…いやー、笑いっぱなし、そしてワクワクが止まらない良作でした!
 
2017年4月29日公開であるものの、6月時点でも満席になるくらい人気。そんな本作品の感想とあらすじを記していくぞー!※ネタバレありです。

『帝一の國』のあらすじ

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全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。時は4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。その夢を実現するためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「ライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ!」。誰よりも早く動き始め、野望への第一歩を踏み出した帝一。待ち受けていたものは、想像を絶する罠と試練!友情と裏切り!
究極の格付けバトルロイヤル!いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける!!
ということで、生徒会を舞台に男達が競い合うコメディ映画。とっても分かりやすい一本道なストーリーでした。
 
帝一の父は海帝高校出身。生徒会長を目指したものの、ライバルの「東郷」に破れ夢は叶わなかった。生徒会長になり、総理になり、自分の国を作る。その夢を息子に託すため、英才教育を施します。
 
ピアノが大好きで優しかった帝一は、父親の影響で野心家に。成績トップで海帝高校に入学し生徒会長の有力候補といわれていた。
 
しかし、父親のライバル「東郷」の息子が同級生で、様々な妨害をしてくるし、その他にも様々な障害が立ちはだかる。
 
帝一を影で支え続ける仲間や、ヒーロー要素を全て兼ね備えた友人。生徒会長になるために入らなければいけない派閥争い。帝一は無事に生徒会長になれるのか…?!
 
いいタイミングでのテコいれというかイベント発生、伏線もしっかり回収して落ちも気持ちがいい終わり方。男くささと若干のBL要素、多くの笑いネタもあればしっかり感動ポイントもある。
 
めっちゃバランスのいい映画ですね!
 

『帝一の國』のキャスト

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主要キャストの関係図はこちら▲
この中で生徒会に関わる面子を紹介するぞ!
 

赤場帝一(菅田将暉)

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靴を舐めてでも構わない。手段を選ばず、絶対に総理大臣になる!という決意を固めた菅田将暉演じる主人公が、赤場帝一です。彼の辞書にあった「諦める」という言葉は削除済み!
 
とにかく菅田くんの圧巻の演技力というか、パフォーマンス?顔芸?ぶっ飛んだ感が完璧ですばらしかった!
 

東郷菊馬(野村周平)

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情報戦に長けた、性格の悪いライバル役である東郷菊馬。父親が帝一の親父に勝っているため、絶対に負けられないというプレッシャーを父親から浴びせられまくってます。ほんとに性格悪いのが出ててよかった(笑)
 

大鷹弾(竹内涼真)

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正義の味方。ヒーロー。少年漫画の主人公。そういう肩書きがピッタシくる完璧さわやか青年。片親の家計を支えるためバイトしながら、超秀才なのを生かし奨学金をもらいながら学校に通うハイスペック。
 
これ、役のハマリどころが半端なかった!一人だけ違う作品から入ってきたんじゃないかってくらいの浮きっぷり。だけどここまでのヒーローはお目にかかれない。惚れるぞ←
 

氷室ローランド(間宮祥太朗)

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次期生徒会長の候補の一人。富豪の家で育ち、全身からカリスマ性を振りまいてる金髪ロンゲのお兄さん。ケンカも強いため、家柄とその力で民衆どもを取り込むぜ…ハッハッハ!みたいな、悪役的立ち位置。BL要素を放つのもこの人です←
 

森園億人(千葉雄大)

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次期生徒会長の候補の一人。将棋強い。 器がでかい。冷静沈着。しかし、ガチガチに固められた生徒会を少しでも良くするために革命を起こそうとする野心家でもある。個人的に一番好きなキャラでした!
 

榊原光明(志尊淳)

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帝一の右腕的存在。手先が器用で様々な工具を作り出し、戦略も思いつく策士。ニャンニャンしてる。帝一が好き←
 

『帝一の國』の面白かったところ

分かりやすいストーリーと配役

キャスト紹介を見ていただければ分かると思うんですが、まーみんな個性的(笑)
 
ストーリーも分かりやすいので、それぞれのキャラの役割もはっきりしてて、違和感を感じずに見ることができます。
 
そこにコメディがふんだんに盛り込まれてて、見ていてあっという間でした!
 

独特の拍手や礼

ガチガチに固められた日本の軍隊のような学校のため、拍手や礼が異様に厳しい。けどみんな真顔で完璧にやるから逆に笑えてくるというか、面白いんだよね…こんな感じ▼

 

帝一と父親のテスト答え合わせ

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一番笑ったのはここ…!
 
大鷹弾が超秀才で、入試試験をほぼ満点で合格したという情報を得た帝一は、「俺は絶対に一番じゃなきゃだめだ!」という思いから、その試験問題と回答を手に入れ擬似試験バトルを実行。
 
父親に自分の点数を読み上げてもらって、大鷹弾とどちらが上か勝負する。
 

父「国語!」

帝一「はい!大鷹弾…96点!!

父「赤場帝一97点!!

帝一「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!うしうしうし!ほーら俺が一番!だっ!次!

 

父「社会!」

帝一「はい!大鷹弾…98点!

父「赤場帝一…95点っ!!

帝一「え?!あ、うそ、え…さ、3点…ここでの3点はきつ…さ…

 

父「うろたえるなぁ!!!

帝一「はぃぃぃぃ!!!

 
みたいな。ここね、二人とも絶対楽しんでやってる(笑)
完全に振り切ってる縁起で見ててめっちゃ気持ちよくて面白かった!ここだけでも見てもらいたいくらい!
 

『帝一の國』の惜しかったところ

そんなにないんだけども、ちょっと微妙やなーと思ったのは、後半戦の進むスピードかなぁ。
 
急に深い話になったり、真面目で泣かせてくる感じになるんだけど、ちょっと急展開すぎて追いつかないとこもありました。
 
といっても、あえてあげれば、程度です。大きく気になるほどじゃないかな!
 

最後に

いやー、これほんと面白かったんでこれから原作読んでみます。絶対面白い…!
 
なお、映画ノベライズ作品も出てるみたい。こっちも要チェックですね!
 
今日はここまでっ